航空保安施設の保守業務概要

監視施設の概要

分類 名   称 外   観 機   能
⑶ 監視施設 ASDE ASDE(空港面探知レーダー)は、空港に設置される施設であり、管制官が飛行場面を走行する航空機、車両の位置を把握するのに使用されます。従来は低視界下で視認が難しい時にのみ使用されていましたが、現在は空港面監視システムの主要情報源として常時稼働しています。
ASR/SSR ASR/SSR(空港監視レーダー)は、空港近傍を飛行する航空機の位置を把握するために使用され、探知範囲は半径70NMです。ASRは一次レーダー、SSRは二次レーダーと呼ばれ、航空機の方位情報、距離情報を把握する航空機監視施設です。
ARSR ARSR(航空路監視レーダー)は、航空路を飛行する航空機の位置を把握するために使用され、通常見晴らしの良い山頂に設置される施設です。探知範囲は半径230NMと広範囲です。ARSRは一次レーダー、SSRは二次レーダーと呼ばれ、航空機の方位情報、距離情報を把握する航空機監視施設です。
ORSR ORSR(洋上航空路監視レーダー)は、洋上を飛行する航空機の位置を把握するために使用され、通常洋上を望む海岸渕に設置される施設です。探知範囲は半径290NMと広範囲です。SSRの二次レーダーのみで構成され、方位情報、距離情報を把握する航空機監視施設です。